どうも、ベースこそイコライザーが必要だと思っている萩原悠です!

ベースは音の存在感が大きいので、ギターよりも丁寧に音作りしてやる必要があります。

そこで意外と重要になってくるのがイコライザーです!

とりあえずBOSSGEB-7で十分なので、

導入して音のバランスを整えてください!

ってことで、ベース用イコライザーGEB-7の簡単な使い方とレビューです!

GEB 7 10

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イコライザー


イコライザーとは、音の帯域毎にブーストしたりカットしたりという増減を行う、まぁ割と地味なエフェクターです。

いやいや地味だけど大事ですよ!

バンドの音というのは各パートでの帯域の譲り合いです。

重要なところだけ出して不要なところはしっかり削ってあげないと音がダンゴになってごちゃごちゃになってしまいます。

特にベースは低音で音も伸びてるし存在感が果てしないので、

これをしっかり整えてやるだけでバンド全体のアンサンブルがグっと引き締まるのです。

とっても大事だぞ!

BOSS GEB-7







こちらです!

BOSSGEB-7!!

ギター用イコライザーGE-7をベースのために作り変えたモデルってことですね。

GEB 7 1
両機種の機能はほとんど同じで、

唯一違うのはそれぞれのモデルが調整出来る周波数のポイントです。

一応ベースがギター用を使ってもいいし、

ギターでベース用を使うこともありですが(重低音時代なのでね)、

それだったらMXRとか別のブランドのを使った方がいいです。

GEB-7の7つの周波数ポイント


GEB 7 7 2
GEB-7は7つの周波数帯をブーストorカット出来るベース用グラフィックイコライザーだから

Graphic Equalizer Bass 7bandだからGEB-7だと思います。

いじれる周波数ポイントは以下です。

  • 50Hz
  • 120Hz
  • 400Hz
  • 500Hz
  • 800Hz
  • 4.5kHz(4500Hz)
  • 10kHz(10000Hz)

これがなかなか面白くて、他のグラフィックイコライザーと違う点です。

普通グラフィックイコライザーの周波数ポイントって、

均等に割られてるはずなんですよ。

多くの場合は倍の倍の倍の……みたいな。

なので、50から120という多少のズレはいいとして、次は400ではなく250を経由して500のはずなんです。

そのつぎも800ではなく1000であるモデルが多いのですが、

こうして結構グラフィックイコライザーにしては周波数ポイントがガチャガチャなんです。

もちろん、だからって音が変になってしまうというわけではありません。

グライコを見慣れてる人からするとちょっと変だなって思うだけで。

そうまでしてなんでポイントをズラしてあるか、

それはやはりベーシストにとっての使い勝手にフォーカスさせるためでしょう。

確かにベースで400Hzを上げ下げしたときの存在感の変わり方は劇的です。

そして800Hz、これは実は400Hzの倍になってるわけですね。

つまり400Hzを操作するのと同時に800Hzも対応させて操作することによって非常にナチュラルな音作りをすることが出来ます。

4.5kHzはベースにとってアタック成分がまとまっていることが多く、

リズムを際立たせる、ピックの音を目立たせるとあったら迷わずここを突いていきましょう!

10kHzだけはシェルビングEQ


GEB 7 9 2
10kHzってのはつまりは10000Hz、これだけ急に超高い音ですが、

むしろこれより上にもまだ音の成分はあります。

ベースが直接12kHzとかの音を演奏できるわけではないですが、

倍音ってやつですね、音の明るさを左右する成分がたくさんあります。

そのあたりはどうなってるのかというと、

GEB-7では、10kHzのスライダーを上げ下げするとそれ以上の周波数も一緒に持ち上がります。

つまり他のスライダーが
「400Hzを中心にしてその上下もなだらかに引っ張ります!」
とかなのに対して、10kHzだけは
「10kHz以上の音も一緒に動かして上げっぱなし、下げっぱなしにします!」

ということなんですね。

あ、よく見たらこれ、あまり目立たないけれど赤い線でちゃんと描いてあるやん!

あまりこのあたりは厳密に意識しなくてもいいっちゃいいのですが、

まぁそういうことです!

ギター用のGE-7には描いてないね!


まとめ:ベーシストの入門イコライザー


正直に言うと、多分ベーシストの多くはMXR10Band Graphic EQを使ってると思います。




ただ、あちらは18V専用駆動で10個もスライダーがあって、

ちょっと難しいんですよね。

それに対してGEB-7はさすがベース専用イコライザー!

最低限でベースの美味しい帯域めがけてスライダーが作ってあるので、すぐに使いこなせます!

普通のイコライザーにしては不自然すぎる周波数ポイントの並びも、

ベースにとって重要でよくいじりたいであろう中音域に集中しています。

50Hzは最低音、120Hzはそのちょっと上の低音の芯。

400Hz,500Hz,800Hzがそれぞれ中音域と呼ばれる部分で、

バンドアンサンブルによってどこかがオイシくてどこかが邪魔になるはずなのでひとつずつ試していって、

4.5kHzでリズムの出し具合を調整、

10kHzでエアー感、存在感を調整して、

最後にLEVELで音量を整える。

あらー簡単!

これに慣れてきたらMXRに乗り換えるのもいいかもしれないですね!


ってことで、最後まで読んでくれてどうもありがとう!

萩原悠(Twitter→@hagiwarau)でした!